滝に呼ばれて

 このブログを読んで下さっているあなたは、多分、不思議なこと、見えない世界のことがお好きでしょうから、思い切って告白しましょう・・・
私は時々、人以外のものに急に声を掛けられて、ほんとにビックリするんです!
それは海とか川とか、遺跡、動植物、石、などなど。
今朝は起きなりに、お呼び出しがありました!
滝!滝さんからです。
「おいで~!はよ来んかい!今日、来るべし!」
え~っ!滝、ですかい?
滝なんて、あるのかなぁ?
早速、検索。
キーワードは、”西海市 滝 泳げる” です。
すると、あった!あった!
「つがね落としの滝」ですと。クルマで約40分位の距離です。
水着着用~!
全員集合~!
クルマに飛び乗り、海岸線を逸れ、山道を走ること、しばし。
ありました・・・人の気配の全くない自然林の山奥に、滔々と流れ落ちる清流は まるで宮崎駿の世界です。
 早速、滝の下まで行き、恐る恐る滝つぼへ・・・
ドドドドドッ~!!!
海の大らかさとは全く違う、厳しい清廉な水が、激しく頭上にほとばしります。
うわっ!痛!いててててっ
「こら!絵里よ!お前は覚悟が出来ておるのか!」
いきなり滝に叱られます。
「はい!ごめんなさい!」
「こら!お前は、ステップアップする気があるのか!」
「はい!あります!ごめんなさい!」
「よ~し。その言葉に二言はなかろうな?」
「ありません、承知しました!」
「よし。命は預かるぞ。」
                                                                                                「はい!よろしくお願い申し上げます!
後ろで息子がはしゃいでいます。
虹が美しく輝きました。
「おお~い、ちょっと、iPhone取って!」
家人が大声で呼んでいます。
行ってみると、見たこともない珍しいアゲハ蝶が、家人の足元で羽根を休めていました。
「これ、幸治さんだよネ。」
2人同時に言いました。
幸治さん、というのは、3年前に亡くなった、私達の大切な親友です。
彼はこの世に生きているときからダンディな人でしたが、亡くなってからは、奥さんのところへも、私達のところへも、時折アゲハ蝶の姿で現れるのです。
蝶は岩の上にしばらくいたあと、大きく三度旋回して、ゆっくりと森の中へ消えてゆきました・・・
そっかぁ・・・、幸治さんが連れて来てくれたのかな?  
スペシャル占いの宣言したもんなぁ。
滝が喝を入れてくれたんでしょう。
「かあさん!腹へった!ファミ・チキ食べたい!」
いきなり現実です(笑)
そろそろ下界へと、戻りましょう。
また叱ってネ、滝!
れべいゆ